読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

新古今和歌集(抄) 現代語訳

新古今和歌集

  守覚法親王が五十首歌をよませましたときに(よみました歌)藤原定家

春の夜の・・・春の夜のはかなく艶なる夢が途切れて目が覚めてみると、今しも横にたなびく雲が峰から離れて、夜が明けてゆく東の空だよ。

                          (巻一 春歌上)

  秋の歌として(よんだ歌)                後鳥羽院

秋更けぬ・・・秋も深まった。鳴けよ、霜の降りた(この寒い)夜のこおろぎよ。呰が生い茂り、荒れ果てたこの家を照らす月も、次第に光が寒々としてきている。                    (巻五 秋歌下)

  五十首首歌を奉ったとき(よみました歌)         藤原家隆

明けばまた・・・夜が明けたなら(明日も)また越えて行くことになる山の峰なのであろうか。あの空を移り行く月の行き着く先にたなびいている白雲のあたりは。                    (巻十 羇旅歌)

  百首歌の中に、忍ぶ恋(という題)を(よんだ歌)    式子内親王

玉の緒よ・・・私の命よ、絶えてしまうというなら絶えてしまえ。このまま生きながらえていたら、(心の中で恋の気持ちを人に知られないように)忍び秘めている力が弱くなってしまうといけないから。  (巻十一 恋歌一)

  五十首歌を奉ったときに、雲に寄せる恋(という題をよんだ歌)                                藤原俊成女

下燃えに・・・人知れず思い焦がれる恋の苦しさのために、焦がれ死にしてしまうであろう、私の火葬の煙だけでも、せめてあの人にそれと知られれば慰められるが、跡形なく雲の果てに消えてしまう、わが恋の終わりの悲しいことよ。                     (巻十二 恋歌二)

  題知らず                        西行法師

吉野山・・・吉野山に修行に入り、そのままこもって出るまいと決心しているこの私の身を、桜の花が散ってしまったなら山を出て帰って来るであろうと思って、親しい人々は今ごろは私を待っているであろうか。

                         (巻十七 雑歌中)

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス