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古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

万葉集(抄) 現代語訳

現代語訳

万葉集

  (天智)天皇が、蒲生野でみ狩りをするときに、額田王が作る歌 

                               額田王

あかねさす・・・(あかね色が映える)紫草の生えている標野をあちらに行きこちらに行きなさって――野の番人が見ないでしょうか、あなたが袖を振るのを。                           (巻一)

  皇太子が答えるお歌                  大海人皇子

紫草の・・・紫の色が映えるように美しいあなたがもし憎いのだったら、あなたは人妻なのだから私は恋などするでしょうか、いや、しませんよ(。憎くないので人妻であっても恋をするのです)。          (巻一)

  柿本朝臣人麻呂が石見の国から妻と別れて(都へ)上って来るときの歌

                             柿本人麻呂

石見の海・・・石見の海の角の浦の入り組んだ海岸を、(よい)浦がないと人は見ていようが、(よい)潟がないと人は見ていようが、ええ、ままよ、(よい)浦がなくても、ええ、ままよ、(よい)潟がなくても、(鯨を捕る)海辺を目指して、(この)和多津の荒磯の上に青々と生える美しい藻や沖の藻は、朝鳥が羽を振るように風が寄せるだろうが、夕方鳥が羽を振るように波が寄せるだろうが、波といっしょにああ寄ったりこう寄ったりする(その)美しい藻のように、寄り添って寝た妻を、(露霜のように角の里に)置いて来たので、この(都に向かう)道の数多くの曲がり角ごとに、何度も何度も振り返って見るけれども、いよいよ遠く(角の)里は離れてしまった。いよいよ高く(高角)山も越えて来てしまった。(夏草のように)思いしおれて(私を)慕っているであろう妻の(家の)門を見たいと思う。なびき伏せよ、この(立ちはだかる)山よ。                       (巻二)

  反歌二首

石見のや・・・石見の国の高角山の木立の間から私が振る袖を、妻は見てくれているだろうか。                     (巻二)

小竹の葉は・・・笹の葉は山(全体)をざわざわさせて(風に)乱れているが、私は妻をひたすら思っている。別れて来た(ばかりな)ので。

                              (巻二)

  山上憶良臣が宴を退出する歌               山上憶良

憶良らは・・・(私)憶良めは今はもう退出いたしましょう。今ごろは(家で)子供が泣いているでしょう。そして、その子の母も私を待っているでしょうよ。                            (巻三)

  山部宿昜赤人が作る歌                  山部赤人

み吉野の・・・吉野の象山の山あいの木々の梢には、たくさん鳴きざわめいている鳥の声がすることだよ。                 (巻六)

  (天平勝宝五年二月)二十三日に、(心に)感興の起こるままに作る歌                               大伴家持

春の野に・・・春の野に霞がたなびいていて、なんとなくもの悲しいことだ。この夕暮れの光の中で鶯が鳴いているよ。           (巻十九)

                              (東歌)

信濃道は・・・信濃に行く道は、最近切り開いた道です。木の切り株に足を踏み抜いて、馬に怪我をさせるな。(馬に)履き物を履かせなさい、わが夫よ。                            (巻十四)

                             (防人歌)

父母が・・・父母が(おいらの)頭をなで、無事でいろと言った言葉が忘れられないことだよ。                     (巻二十)

  右の一首は、丈部稲麻呂(の歌である)。

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