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古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

奥の細道 旅立ち 現代語訳

 奥の細道  旅立ち  月日は永遠の旅人であって、来ては去り去っては来る年もまた(同じく)旅人である。舟の上で一生を過ごし、馬のくつわを取って老年を迎える(船頭や馬子のような)者達は、毎日(の生活)が旅であって、旅(そのもの)を(自分の)住み家としている。風雅を愛した昔の人々にも旅の途中で亡くなった人がいる。自分もいつの年からであったか、ちぎれ雲が風に誘われて漂うように、さすらいの旅に出たい気持ちがやまず、(遠い陸地の果ての)海辺をさすらい歩いて、昨年の秋、隅田川のほとりのあばら屋(芭蕉庵)に(帰り着いて)蜘蛛の古巣を取り払い、(住んでいるうちに)しだいに年も暮れ、立春になって霞の立ちこめる空のもとに、(今度は)白河の関を越え(て奥州の旅に出)ようと、そぞろ神が取り付いて(自分の)心を狂おしくさせ、道祖神が(自分を)旅に招いているようで、何も手につかなくなり、股引の破れを繕い、道中笠のひもを付け替えて、三里に灸をすえ(て旅の仕度を整え)るともう、松島の月がまず第一に気にかかって、(今まで)住んでいた家は人に譲り、杉風の別荘に移るに際して、 住みなれてきた草庵も主の住み変わる時節がやってきた。(新しい住人は今度は自分のようなわびしい世捨て人とは違って、折から三月のこととて)節句には華やかに雛を飾る人の家となることだ。 (と詠み、これを発句として作った連句の)表八句を(懐紙にしたためて)旧庵の柱にかけておく。 日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス