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古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

項羽と劉邦 項羽、大いに怒る 現代語訳

項羽、大いに怒る 楚軍は道すがら秦の地を攻め下して、函谷関に到着した。 ところが軍兵が関所を守っていて、(関中の地に)入ることができなかった。 さらにまた、沛公がすでに咸陽を攻め破ったと聞いて、項羽は大いに怒り、当陽君らに関所を攻撃させた。 …

新古今和歌集(抄) 現代語訳

新古今和歌集 守覚法親王が五十首歌をよませましたときに(よみました歌)藤原定家 春の夜の・・・春の夜のはかなく艶なる夢が途切れて目が覚めてみると、今しも横にたなびく雲が峰から離れて、夜が明けてゆく東の空だよ。 (巻一 春歌上) 秋の歌として(よ…

古今和歌集(抄) 仮名序あり 現代語訳

古今和歌集 仮名序 紀貫之 和歌は、人の心をもとにして、(それが)さまざまな言葉となったものであった。 この世の中に生きている人は、(さまざま)直面する事柄やするべき行為が多いものであるから、 (その中で)心に思うことを、見るもの聞くものに託し…

万葉集(抄) 現代語訳

万葉集 (天智)天皇が、蒲生野でみ狩りをするときに、額田王が作る歌 額田王 あかねさす・・・(あかね色が映える)紫草の生えている標野をあちらに行きこちらに行きなさって――野の番人が見ないでしょうか、あなたが袖を振るのを。 (巻一) 皇太子が答える…

堤中納言物語 このついで 現代語訳

堤中納言物語 このついで 春特有のものと言って(中宮が)長雨をぼんやりと眺めていらっしゃる昼のころ、台盤所にいる女房たちが、「宰相中将が参上なさったようだわ。いつもの(衣にたきしめた薫き物の)お香りがたいそうはっきりと(薫ってきます)。」な…

大鏡 道長と伊周―弓争ひ― 現代語訳

大鏡 道長と伊周―弓争ひ― 帥殿〔藤原伊周〕が、(父道隆公の二条邸の)南の院で、人々を集めて弓の競技会をなさいましたときに、この殿〔藤原道長〕がおいでになりましたので、思いもかけず妙なことだと、中の関白殿〔道隆〕は驚きなさって、ひどく機嫌をと…

大鏡 雲林院の菩提講 現代語訳

大鏡 雲林院の菩提講 先ごろ、(私が)雲林院の菩提講に参詣しましたところ、通常の老人に比べて格別に年をとり、異様な感じのするろうおう老翁二人と、老女一人とが偶然に出会って、同じ場所に座り合わせたようです。しみじみと、同じような様子をした老人…

狐、虎の威を借る

虎の威を借る 虎百獣を求めて之を食らふ。狐を得たり。狐曰はく、 「子敢へて我を食らふこと無かれ。天帝我をして百獣に長たらしむ。今、子我を食らはば、是れ天帝の命に逆らふなり。子我を以て信ならずと為さば、吾子の為に先行せん。子我が後に随ひて観よ…

春望

春 望 杜 甫 国 破れて 山河在り 城 春にして 草木 深し 時に感じては 花にも涙を濺ぎ 別れを恨みては 鳥にも心を驚かす 烽火 三月に連なり 家書 万金に抵たる 白頭 掻けば更に短く 渾て 簪に勝へざらんと欲す (唐詩三百首) 【現代語訳】 春のながめ 国都…

元二の安西に使ひするを送る 現代語訳

元二の安西に使ひするを送る 王 維 渭城の朝雨 軽塵を潤す 客舎青青 柳色新たなり 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 西のかた陽関を出でなば 故人無からん (三体詩) 【現代語訳】 元二が公務のため安西に出かけるのを送って 渭城の朝の雨は軽い塵をもしっとり…

奥の細道 立石寺 現代語訳

奥の細道 立石寺 山形藩の領内に立石寺という山寺がある。慈覚大師がお開きになった寺であって、格別に清らかでもの静かな所である。「一度見ておくがよい」と、人々が勧めるので、尾花沢から(予定とは逆方向に)引き返し(行ってみると)、その間七里ほど…

奥の細道 平泉 現代語訳

奥の細道 平泉 藤原氏三代の栄華も一瞬の間の夢のように消えて、(かつての平泉館の)大門の跡は一里も手前にある。秀衡の居館跡は田野になって、金鶏山だけが(昔のままの)姿を残している。まず高館に登ると、(眼下の)北上川は南部領から流れ来る大河で…

奥の細道 旅立ち 現代語訳

奥の細道 旅立ち 月日は永遠の旅人であって、来ては去り去っては来る年もまた(同じく)旅人である。舟の上で一生を過ごし、馬のくつわを取って老年を迎える(船頭や馬子のような)者達は、毎日(の生活)が旅であって、旅(そのもの)を(自分の)住み家と…

伊勢物語 筒井筒 現代語訳

伊勢物語 筒井筒 昔、田舎で生計をたてていた人の子どもたちが、井戸のあたりに出て遊んでいたが、大人になったので、男も女も互いに(相手を意識して)恥じらい合っていたが、男は「この女をぜひとも妻にしたい。」と思う。女は「この男を(夫にしたい)。…

伊勢物語 芥川 現代語訳

伊勢物語 芥川 昔、男がいた。とても妻にできそうになかった女性を、長年求婚しつづけてきたが、やっとのことで盗み出して、たいそう暗い時分に逃げて来た。芥川という川のほとりを連れて行ったところ、(女は)草の上に置いていた露を、 「あれは何ですか。…

百人一首(抄)

春過ぎて…(持統天皇) 春が過ぎてすでに夏がやって来てしまっているらしい。真っ白な衣を干してあるという天の香具山に。 あしひきの…(柿本人麻呂) 山鳥の尾の、その垂れ下がった尾が長いように、秋の長い夜を一人で寝ることになるのだろうか。 田子の浦…

去来抄 発句論 現代語訳

去来抄 発句論 先生がおっしゃるには、「発句は十七字の最初からすらすらとよみ下して来るのを一級品とする。」と。洒堂が言うには、「先生は、『発句は、おまえのように、(性質の違う素材を)二つも三つも取り合わせて作るものではない。黄金を打ち延べた…

去来抄 下京や 現代語訳

去来抄 下京や 下京や・・・(京の下町、下京では、しばらく前から降り積もった雪が、家々町々を白く覆っている。そこに今夜は気温も上がり、雨がやわらかに降っていて、)雪の上の夜の雨という風情が、下京の雰囲気に何ともぴったりに感じられることだ。 こ…

去来抄 行く春を 現代語訳

去来抄 行く春を 行く春を・・・(古来多くの人々がこの琵琶湖で春の過ぎ去るのを惜し んできたのだが、私もこの湖にいておぼろに霞む景色を眺めては、)春の去るのを、近江の親しい人々と惜しんだことだよ。 先生がおっしゃるには、「尚白の批判に、『この…

玉勝間 兼好法師が詞のあげつらひ 現代語訳

玉勝間 兼好法師が詞のあげつらひ 兼好法師の『徒然草』に、「桜の花は満開に咲いているさまだけを、月は曇りなく照りわたっているさまだけを観賞するものか、いや、そうではない。」とか言っているのは、どんなものだろうか。昔の歌々には、桜の花は満開な…

玉勝間 師の説になづまざること 現代語訳

玉勝間 師の説になづまざること 私が古典を解釈するときに、先生の説と違っていることが多く、先生の説がよくないところもあるのを、はっきりと違いを見分けて言うことも多いのを、全くあってはならないことと思う人が多いようだが、これはとりもなおさず私…

大鏡 道長と隆家 現代語訳

大鏡 道長と隆家 入道殿〔藤原道長〕の土御門殿でご遊宴があったときに、「こういう催しに、権中納言〔藤原隆家〕がいないのは、やはりもの足りないことだ。」とおっしゃって、わざわざご案内を申し上げなさいましたが、その間、杯の数も重なって、人々は酔…

大鏡 三舟の才 現代語訳

大鏡 三舟の才 ある年、入道殿〔藤原道長〕が、大井川で舟遊びをなさったときに、漢詩文の舟・音楽の舟・和歌の舟と三つにお分けになって、それぞれの専門の道にすぐれている人々をお乗せになったが、(そこに)この大納言殿〔藤原公任〕が参上なさったので…

大鏡 時平と道真 現代語訳

大鏡 時平と道真 あきれるばかりの悪事を天皇に奏上しこれを実行なさった罪の報いで、この大臣〔藤原時平〕のご子孫は繁栄なさらないのです。そうはいうものの、(時平公は)政治的手腕などは、すぐれていらっしゃいましたのにねえ。 延喜の帝〔醍醐天皇〕が…

俊頼髄脳 沓冠折句の歌 現代語訳

俊頼髄脳 沓冠折句の歌 沓冠折句の歌といったよみかたがある。十文字ある事物の名前を、(歌の五)句の上と下に(それぞれ一字ずつ)置いてよんだ歌である。 「合わせ薫き物少し(ください)。」といった内容を(各句の上下に)置いてよんだ歌、 哮坂も・・…

俊頼髄脳 歌のよしあし 現代語訳

俊頼髄脳 歌のよしあし 歌のよしあしをも判別するようなことは、格別たいへんな試みであるようだ。四条大納言〔藤原公任〕に、子の中納言〔定頼〕が、「和泉式部と赤染衛門と、どちらが歌人としてすぐれているか。」とお尋ね申し上げたところ、(公任はこう…

源氏物語 紫の上の死 現代語訳

源氏物語 紫の上の死 秋(の訪れ)を待ちかねたようにして、世の中(の気候)が少し涼しくなってからは、(紫の上の)ご気分も少しはよくなるようだが、それでもどうかすると(病気がぶり返して)恨めしい思いになりがちである。そうかといって、身にしみる…

枕草子 二月つごもりごろに 現代語訳

枕草子 二月つごもりごろに 陰暦二月下旬のころに、風がひどく吹いて、空は真っ黒なうえに、(その空から)雪がちらりちらりと舞い降りる天候の日に、清涼殿の北側の黒戸のところへとのも主殿りょう寮の役人が来て、「こうしてお伺いしております(ごめんく…

枕草子 古今の草子を 現代語訳

枕草子 古今の草子を 『古今和歌集』の綴じ本を(中宮様は)ご自分の前にお置きになって、歌のかみ上の句を仰せになって、「このしも下の句は、何。」とお尋ねになるのに、総じて、夜昼、念頭にあって覚えている歌もある(のに、それ)が、すらすらとお答え…

枕草子 宮に初めて参りたるころ 現代語訳

枕草子 宮に初めて参りたるころ 中宮様の御前に初めて参上したころ、何を見るにもまともに正視できないことが多々あり、涙もこぼれてしまいそうなので、毎夜(御前に)参上して、三尺のみ御き几ちょう帳の後ろにお控えしていると、(中宮様は)絵などを取り…

沙石集 歌ゆゑに命を失ふ事 現代語訳

沙石集 歌ゆゑに命を失ふ事 天徳の御歌合のとき、兼盛と忠見は、ともに御随身として左方と右方にそれぞれ加わっていた。「初恋」という題をいただいて、忠見は、名歌を作り出したと思って、兼盛もどうしてこれほどの歌をよむことができようか、いや、よめは…

枕草子 雪のいと高う降りたるを

枕草子 雪のいと高う降りたるを 雪がとても高く降り積もっているのに、(いつもなら庭の雪景色でも眺めるところだが、)いつもと違って御格子を下ろし申し上げて、炭櫃に火をおこして、おしゃべりなどして、(女房たちが)集まって御前に控えていたときに、…

大和物語 姨捨 現代語訳

大和物語 姨捨 信濃の国に、更級という所に、ある男が住んでいた。若いときに親が死んでしまったので、伯母が親のように、若いときからつき添って世話をしていたが、この男の妻の心は、困った点が多くて、この姑が年をとって腰が曲がっているのをいつも憎ん…

大和物語 苔の衣 現代語訳

大和物語 苔の衣 深草の帝と申し上げた帝の御代に、良少将という人が、たいそう羽振りのよい時であった。(この人は)とても色好みなのであった。世間にも教養が深く、才知に富む人物と思われ、お仕え申し上げる帝も、このうえなく寵愛なさっていたころに、…

伊勢物語 つひにゆく道 現代語訳

伊勢物語 つひにゆく道 昔、男が、病気になって、死にそうな気分に思われたので、(こんな歌をよんだ。) つひにゆく……最後に(必ず)行く(死出の)道だとは、前から聞いていたけれど、(それがまさか)昨日や今日のこととは思わなかったなあ。

伊勢物語 小野の雪 現代語訳

伊勢物語 小野の雪 昔、水無瀬の離宮にお通いなさった惟喬の親王が、いつものように狩りをしにおいでになる供に、う右ま馬づかさ寮の長官である翁がお仕え申し上げた。何日かたって、(親王は京の)御殿にお帰りになった。(翁は御殿まで)お送りして、早く…

伊勢物語 通ひ路の関守 現代語訳

伊勢物語 通ひ路の関守 昔、ある男がいた。東の京の五条あたりに、ひどく人目を避けて通っていた。ひそかに通う所なので、門から入ることもできないで、子供たちが踏み壊した土塀のくずれた所から通っていた。(そこは)人目が多い所ではないが、(なにしろ…

伊勢物語 初冠 現代語訳

伊勢物語 初冠 昔、ある男が、元服して、奈良の旧都、春日の里に、(そこを)領有している縁で、狩りに出かけた。その里に、とてもたおやかで優美な姉妹が住んでいた。この男は、(その姉妹を)のぞき見してしまった。思いがけず、(さびれた)旧都にいかに…

竹取物語 かぐや姫の昇天 現代語訳

竹取物語 かぐや姫の昇天 (地上から五尺ほど離れて並べた雲の上に)立っている(月の都から来た)人たちは、(その身につけた)衣装の美しいことは、他に似るものもない。(空を)飛ぶ車を一台伴っている。(その車には)薄い絹を張った傘をさしている。そ…

竹取物語 帝の求婚 現代語訳

竹取物語 帝の求婚 帝は、急に日を定めて、御狩りにお出かけになって、かぐや姫の家にお入りになって(内部を)御覧になると、(家の中いっぱいに)光が満ちあふれるように輝いて、美しい姿で座っている人がいた。「これがかぐや姫だろう。」とお思いになっ…

方丈記 安元の大火 現代語訳

方丈記 安元の大火 私が、物事の道理をわきまえるようになったときから、四十年以上の歳月を過ごしてきた間に、この世に起こった不思議な出来事を見ることが、時とともに回数が増えてきた。 去る安元三年四月二十八日のことであったろうか。風が激しく吹いて…

方丈記 ゆく川の流れ 現代語訳

方丈記 ゆく川の流れ 流れてゆく川の流れは絶えることがないが、それでいて、(その流れを作っている水は刻々と変わって)もとの水ではない。よどみに浮かぶ泡は、(常にそこにあるように見えるが、よく見ると)一方で消えると一方ではできているのであって…

徒然草 ある者、子を法師になして 現代語訳

徒然草 ある者、子を法師になして ある人が、子を法師にして、「学問をして因果応報の道理をも理解し、説経などをして生計の手段にもせよ。」と言ったので、(子は親の)教えのとおりに、説経師になるために、まず馬に乗ることを習った。輿や牛車は持たない…

徒然草 名を聞くより 現代語訳

徒然草 名を聞くより 人の名前を聞くやいなや、すぐに(その人の)顔つきが自然と想像される気持ちがするのに、実際に会ってみるときはまた、前に想像していたとおりの顔をしている人はいないものだ。 昔の物語を聞いても、(物語の中に出てくる場所が)現在…

徒然草 久しく隔たりて会ひたる人の 現代語訳

徒然草 久しく隔たりて会ひたる人の 長い間離れていて(久しぶりに)会った人が、自分のほうにあったことを、あれもこれもと残るところなく(すべて)語り続けるのは、興ざめである。隔てなく慣れ親しんでいる人でも、時がたって会うのは、気恥ずかしくない…

徒然草 あだし野の露消ゆるときなく

徒然草 あだし野の露消ゆるときなく あだし野の露は消えやすいが、そのように消えるということなく、鳥部山に立つ(火葬の)煙は消え去ってしまうが、そのように消え去るということなく、この世の限りまで住み通すならわしであるなら、どんなにか物事のしみ…

徒然草 いでや、この世に生まれては

徒然草 いでや、この世に生まれては さてまあ、この世に生まれたからには、願わしく思うはずのことが多いようだ。 天皇の御位はたいそう恐れ多いものだ。皇族の末流のご子孫までも、人間界の血筋でないのが実に貴いことだ。摂政・関白のご様子は言うまでもな…

十訓抄 成方の笛 現代語訳

十訓抄 成方の笛 成方という笛吹きがいた。御堂入道〔藤原道長〕殿から大丸という笛をいただいて、吹いていた。すばらしいものなので、伏見修理大夫俊綱朝臣がほしがって、「千石で買おう。」と言ったが、売らなかったので、計略を思いめぐらして、使いを送…

宇治拾遺物語 袴垂、保昌に合ふ事 現代語訳

宇治拾遺物語 袴垂、保昌に合ふ事 昔、袴垂といって、すごい盗人の首領がいた。十月ごろに、着物が入り用であったので、着物を少し調達しようと思って、(盗みをするのに)適当な所をあちこち探り回ったところ、真夜中ほどに、人がみなすっかり寝静まったあ…

古今著聞集 小式部内侍が大江山の歌の事 現代語訳

古今著聞集 小式部内侍が大江山の歌の事 和泉式部が、〔藤原〕保昌の妻として丹後の国に下ったときに、京で歌合があったが、(その娘)小式部内侍が、歌合のよみ手として選ばれてよむことになったが、〔藤原〕定頼の中納言が、からかって小式部内侍に、「丹…