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古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

俊頼髄脳 歌のよしあし 現代語訳

俊頼髄脳 歌のよしあし 歌のよしあしをも判別するようなことは、格別たいへんな試みであるようだ。四条大納言〔藤原公任〕に、子の中納言〔定頼〕が、「和泉式部と赤染衛門と、どちらが歌人としてすぐれているか。」とお尋ね申し上げたところ、(公任はこう…

源氏物語 紫の上の死 現代語訳

源氏物語 紫の上の死 秋(の訪れ)を待ちかねたようにして、世の中(の気候)が少し涼しくなってからは、(紫の上の)ご気分も少しはよくなるようだが、それでもどうかすると(病気がぶり返して)恨めしい思いになりがちである。そうかといって、身にしみる…

枕草子 二月つごもりごろに 現代語訳

枕草子 二月つごもりごろに 陰暦二月下旬のころに、風がひどく吹いて、空は真っ黒なうえに、(その空から)雪がちらりちらりと舞い降りる天候の日に、清涼殿の北側の黒戸のところへとのも主殿りょう寮の役人が来て、「こうしてお伺いしております(ごめんく…

枕草子 古今の草子を 現代語訳

枕草子 古今の草子を 『古今和歌集』の綴じ本を(中宮様は)ご自分の前にお置きになって、歌のかみ上の句を仰せになって、「このしも下の句は、何。」とお尋ねになるのに、総じて、夜昼、念頭にあって覚えている歌もある(のに、それ)が、すらすらとお答え…

枕草子 宮に初めて参りたるころ 現代語訳

枕草子 宮に初めて参りたるころ 中宮様の御前に初めて参上したころ、何を見るにもまともに正視できないことが多々あり、涙もこぼれてしまいそうなので、毎夜(御前に)参上して、三尺のみ御き几ちょう帳の後ろにお控えしていると、(中宮様は)絵などを取り…

沙石集 歌ゆゑに命を失ふ事 現代語訳

沙石集 歌ゆゑに命を失ふ事 天徳の御歌合のとき、兼盛と忠見は、ともに御随身として左方と右方にそれぞれ加わっていた。「初恋」という題をいただいて、忠見は、名歌を作り出したと思って、兼盛もどうしてこれほどの歌をよむことができようか、いや、よめは…

枕草子 雪のいと高う降りたるを

枕草子 雪のいと高う降りたるを 雪がとても高く降り積もっているのに、(いつもなら庭の雪景色でも眺めるところだが、)いつもと違って御格子を下ろし申し上げて、炭櫃に火をおこして、おしゃべりなどして、(女房たちが)集まって御前に控えていたときに、…

大和物語 姨捨 現代語訳

大和物語 姨捨 信濃の国に、更級という所に、ある男が住んでいた。若いときに親が死んでしまったので、伯母が親のように、若いときからつき添って世話をしていたが、この男の妻の心は、困った点が多くて、この姑が年をとって腰が曲がっているのをいつも憎ん…

大和物語 苔の衣 現代語訳

大和物語 苔の衣 深草の帝と申し上げた帝の御代に、良少将という人が、たいそう羽振りのよい時であった。(この人は)とても色好みなのであった。世間にも教養が深く、才知に富む人物と思われ、お仕え申し上げる帝も、このうえなく寵愛なさっていたころに、…

伊勢物語 つひにゆく道 現代語訳

伊勢物語 つひにゆく道 昔、男が、病気になって、死にそうな気分に思われたので、(こんな歌をよんだ。) つひにゆく……最後に(必ず)行く(死出の)道だとは、前から聞いていたけれど、(それがまさか)昨日や今日のこととは思わなかったなあ。

伊勢物語 小野の雪 現代語訳

伊勢物語 小野の雪 昔、水無瀬の離宮にお通いなさった惟喬の親王が、いつものように狩りをしにおいでになる供に、う右ま馬づかさ寮の長官である翁がお仕え申し上げた。何日かたって、(親王は京の)御殿にお帰りになった。(翁は御殿まで)お送りして、早く…

伊勢物語 通ひ路の関守 現代語訳

伊勢物語 通ひ路の関守 昔、ある男がいた。東の京の五条あたりに、ひどく人目を避けて通っていた。ひそかに通う所なので、門から入ることもできないで、子供たちが踏み壊した土塀のくずれた所から通っていた。(そこは)人目が多い所ではないが、(なにしろ…

伊勢物語 初冠 現代語訳

伊勢物語 初冠 昔、ある男が、元服して、奈良の旧都、春日の里に、(そこを)領有している縁で、狩りに出かけた。その里に、とてもたおやかで優美な姉妹が住んでいた。この男は、(その姉妹を)のぞき見してしまった。思いがけず、(さびれた)旧都にいかに…

竹取物語 かぐや姫の昇天 現代語訳

竹取物語 かぐや姫の昇天 (地上から五尺ほど離れて並べた雲の上に)立っている(月の都から来た)人たちは、(その身につけた)衣装の美しいことは、他に似るものもない。(空を)飛ぶ車を一台伴っている。(その車には)薄い絹を張った傘をさしている。そ…

竹取物語 帝の求婚 現代語訳

竹取物語 帝の求婚 帝は、急に日を定めて、御狩りにお出かけになって、かぐや姫の家にお入りになって(内部を)御覧になると、(家の中いっぱいに)光が満ちあふれるように輝いて、美しい姿で座っている人がいた。「これがかぐや姫だろう。」とお思いになっ…

方丈記 安元の大火 現代語訳

方丈記 安元の大火 私が、物事の道理をわきまえるようになったときから、四十年以上の歳月を過ごしてきた間に、この世に起こった不思議な出来事を見ることが、時とともに回数が増えてきた。 去る安元三年四月二十八日のことであったろうか。風が激しく吹いて…

方丈記 ゆく川の流れ 現代語訳

方丈記 ゆく川の流れ 流れてゆく川の流れは絶えることがないが、それでいて、(その流れを作っている水は刻々と変わって)もとの水ではない。よどみに浮かぶ泡は、(常にそこにあるように見えるが、よく見ると)一方で消えると一方ではできているのであって…

徒然草 ある者、子を法師になして 現代語訳

徒然草 ある者、子を法師になして ある人が、子を法師にして、「学問をして因果応報の道理をも理解し、説経などをして生計の手段にもせよ。」と言ったので、(子は親の)教えのとおりに、説経師になるために、まず馬に乗ることを習った。輿や牛車は持たない…

徒然草 名を聞くより 現代語訳

徒然草 名を聞くより 人の名前を聞くやいなや、すぐに(その人の)顔つきが自然と想像される気持ちがするのに、実際に会ってみるときはまた、前に想像していたとおりの顔をしている人はいないものだ。 昔の物語を聞いても、(物語の中に出てくる場所が)現在…

徒然草 久しく隔たりて会ひたる人の 現代語訳

徒然草 久しく隔たりて会ひたる人の 長い間離れていて(久しぶりに)会った人が、自分のほうにあったことを、あれもこれもと残るところなく(すべて)語り続けるのは、興ざめである。隔てなく慣れ親しんでいる人でも、時がたって会うのは、気恥ずかしくない…

徒然草 あだし野の露消ゆるときなく

徒然草 あだし野の露消ゆるときなく あだし野の露は消えやすいが、そのように消えるということなく、鳥部山に立つ(火葬の)煙は消え去ってしまうが、そのように消え去るということなく、この世の限りまで住み通すならわしであるなら、どんなにか物事のしみ…

徒然草 いでや、この世に生まれては

徒然草 いでや、この世に生まれては さてまあ、この世に生まれたからには、願わしく思うはずのことが多いようだ。 天皇の御位はたいそう恐れ多いものだ。皇族の末流のご子孫までも、人間界の血筋でないのが実に貴いことだ。摂政・関白のご様子は言うまでもな…

十訓抄 成方の笛 現代語訳

十訓抄 成方の笛 成方という笛吹きがいた。御堂入道〔藤原道長〕殿から大丸という笛をいただいて、吹いていた。すばらしいものなので、伏見修理大夫俊綱朝臣がほしがって、「千石で買おう。」と言ったが、売らなかったので、計略を思いめぐらして、使いを送…

宇治拾遺物語 袴垂、保昌に合ふ事 現代語訳

宇治拾遺物語 袴垂、保昌に合ふ事 昔、袴垂といって、すごい盗人の首領がいた。十月ごろに、着物が入り用であったので、着物を少し調達しようと思って、(盗みをするのに)適当な所をあちこち探り回ったところ、真夜中ほどに、人がみなすっかり寝静まったあ…

古今著聞集 小式部内侍が大江山の歌の事 現代語訳

古今著聞集 小式部内侍が大江山の歌の事 和泉式部が、〔藤原〕保昌の妻として丹後の国に下ったときに、京で歌合があったが、(その娘)小式部内侍が、歌合のよみ手として選ばれてよむことになったが、〔藤原〕定頼の中納言が、からかって小式部内侍に、「丹…

無名抄 関路の落葉 現代語訳

無名抄 鴨長明 関路の落葉 建春門院の殿上の歌合に、「関路の落葉」という題に対して、頼政偕の歌に、都には・・・京の都(を立つとき)にはまだ青葉で見たが、(長い旅の末に到着すると、)紅葉が散り敷く白河の関だよ。とおよみになりましたが、そのときは…

無名抄 深草の里 現代語訳

無名抄 深草の里 俊恵が言うには、「五条三位入道〔藤原俊成〕のところに参上したついでに、『およみになった和歌の中では、どの歌をすぐれているとお思いですか。他の人があれこれと議論していますが、他人の言うことを採用するのはよくありません。はっき…

大鏡 道隆と福足君 現代語訳

大鏡 道隆と福足君 粟田殿〔藤原道兼〕のご子息たちは三人いらっしゃいましたが、ご長男は福足君と申したのですが、幼い子供というものはみなそんなものだとは思いますけれども、(この方は)まことにあきれるほど、たちが悪く、やんちゃでいらっしゃいまし…

平家物語 能登殿の最期 現代語訳

平家物語 能登殿の最期 だいたい能登守〔平〕教経の矢の前に立ち向かう者はいなかった。(能登殿は背負っている)矢数のある限りを射尽くして、今日を最後とお思いになったのであろうか、赤地の錦の鎧直垂に、唐綾縅の鎧を着て、いかめしい作りの大太刀を抜…

源氏物語 光る君誕生 現代語訳

源氏物語 光る君誕生 どの(帝の)御代であったか、女御や更衣が大勢お仕えしていらっしゃった中に、それほど高貴な身分ではない方で、きわだって帝のご寵愛を受けていらっしゃる方がいた。(桐壺の更衣である。)(宮仕えの)最初から自分こそは(帝の寵愛…

更級日記 門出 現代語訳

更級日記 門出 東海道の果て(にある常陸の国)よりも、もっと奥のほう(の上総の国)で育った人〔私〕は、どんなにか田舎っぽかっただろうに、どのように思い始めたのだろうか、世の中に物語というものがあるそうだが、それを何とかして見たいと思い続け、…

更級日記 源氏の五十余巻 現代語訳

更級日記 源氏の五十余巻 (私が)このようにふさぎこんでばかりいるのを、心を慰めようと、心配して、母が、物語などを求めてお見せくださるので、本当にひとりでに心が晴れてゆく。(若紫の巻のような)『源氏物語』の紫の上に関する巻などを見て、続きが…

更級日記 大納言殿の姫君 現代語訳

更級日記 大納言殿の姫君 五月ごろ、夜が更けるまで物語を読んで起きていたところ、どこから来たともわからないが、猫がたいそうのどやかに鳴いているので、はっとして見ると、とてもかわいらしい猫がいる。 どこから(迷って)来た猫かと見ていると、 姉であ…

大鏡 道長の豪胆 現代語訳

大鏡 道長の豪胆 将来偉くおなりになるはずの人は、若いときからご胆力が強く、神仏のご加護も堅固であるようだと思われますなあ。 花山院のご在位中に、五月下旬の闇夜に、五月雨の季節も過ぎたのに、たいそう気持ち悪くざあざあ雨が降る 夜、帝は、もの足…

蜻蛉日記 ゆする坏の水 現代語訳

蜻蛉日記 ゆする坏の水 (兼家様が訪れて)のどかな気持ちで過ごしている日に、 ほんの些細なことを言い合った末に、私もあの人も(互いに)相手をあしざまに言うようになって、(兼家様は)恨み言を言って出て行く仕儀になってしまった。 (兼家様は)縁先の…

とりかへばや物語 父大納言の苦悩 現代語訳

とりかへばや物語 父大納言の苦悩 春の所在ない折、御物忌みで(さしせまった用もなく)のんびりとした昼のころ、 (大納言が)姫君のお部屋にいらっしゃったところ、(姫君は)いつものように御帳台の中で箏の琴をひっそりと気の向くままに弾いていらっしゃ…

雨月物語 浅茅が宿 現代語訳

雨月物語 浅茅が宿 妻は涙を抑えて、 「(あなたが出発なさった)あのときお別れ申し上げてから、再会を頼みにせよとおっしゃった秋より前に、 恐ろしい(戦乱の)世の中になって、里人はみな家を捨てて、海に漂い、山に隠れたので、 まれに里に残った人は、…

徒然草 公世の二位のせうとに 現代語訳

公世の二位の兄弟で、良覚僧正と申し上げた方は、非常に怒りっぽい人であったということだ。 (住んでいる)僧坊のすぐそばに、大きな榎の木があったので、 世間の人は、「榎の木の僧正」と呼んだそうだ。 (これを知った僧正は)このあだ名はけしからんと言…

平家物語 壇の浦の戦い 現代語訳

新中納言平知盛は使者を立てて、 「能登殿、そんなに人を殺して罪作りをなさるな。そんなことをなさったとて、ふさわしい敵でもござるまいに。」とおっしゃったところ、「しからば大将軍源義経に組めというのだな。」と解釈して、刀の柄を短めにもって、源氏…

ねずみの婿取り 現代語訳

ねずみが、娘を得て(娘ができて)、「(この娘に)天下に並ぶ者のない(最高の)婿を取ろう。」と、あつかましく思い立って、「お日さまこそは、世の中をお照らしになるお力がすばらしい。」と思って、朝日がお昇りになるのに(向かって)、 「私は娘を持っ…