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古典ガール-高校古典の品詞分解と現代語訳-

高校古典の品詞分解と現代語訳の最強決定版です。これで定期試験やノート作り対策もばっちり。LINEで友達に広げて、カフェでワイワイ勉強会。

去来抄 発句論 現代語訳

去来抄 発句論 先生がおっしゃるには、 「発句は十七字の最初からすらすらとよみ下して来るのを一級品とする。」と。 洒堂が言うには、「先生は、『発句は、おまえのように、(性質の違う素材を)二つも三つも取り合わせて作るものではない。黄金を打ち延べ…

去来抄 下京や 現代語訳

去来抄 下京や 下京や・・・(京の下町、下京では、しばらく前から降り積もった雪が、家々町々を白く覆っている。そこに今夜は気温も上がり、雨がやわらかに降っていて、)雪の上の夜の雨という風情が、下京の雰囲気に何ともぴったりに感じられることだ。 こ…

去来抄 行く春を 現代語訳

去来抄 行く春を 行く春を・・・(古来多くの人々がこの琵琶湖で春の過ぎ去るのを惜し んできたのだが、私もこの湖にいておぼろに霞む景色を眺めては、)春の去るのを、近江の親しい人々と惜しんだことだよ。 先生がおっしゃるには、 「尚白の批判に、『この…

竹取物語 かぐや姫の嘆き 現代語訳

かぐや姫の嘆き 八月十五日近くの月の夜に縁側に出て座って、かぐや姫はとてもひどくお泣きになる。 (前には人に隠れて泣いていたが、)今はもう人目もお構いにならずお泣きになる。 これを見て、親(である翁)たちも「どうしたのですか。」と尋ねて騒ぐ。…

平家物語 木曾の最期 現代語訳

平家物語 木曾の最期 木曾左馬頭は、その日の装束としては、赤地の錦の鎧直垂の上に唐綾縅の鎧を着て、鍬形を打ちつけてある甲の緒を締め、いかめしい作りの大太刀を腰に差し、石打ちの矢で、その日の合戦に射て少々残っているのを、頭上高く突き出るように…

土佐日記 帰京 現代語訳

帰京 京の町中に入って行くのでうれしい。 家に到着して、門に入ると、月が明るいので、とてもよく様子が見える。 うわさに聞いていたよりもまさって、話にならないほど壊れ傷んでいる。 家だけでなく預けておいた留守番の人の心も、すさんでいるのであった…

土佐日記 亡児 現代語訳

亡児 (十二月)二十七日。大津から浦戸をめざして漕ぎ出す。 こうした中でとくに、(赴任前に)都で生まれていた女の子が、土佐の国で急に亡くなってしまったので、このところの出発の準備のさまを見るが、何も言わず、都へ帰るというのに女の子がいないこ…

土佐日記 門出 現代語訳

門出 男性も書くと聞いている日記というものを、女性である私も書いてみようと思って、書くのである。 某年(実は承平四年だが)の十二月の二十一日の午後八時ごろに、門出をする。その模様を、簡略にものに書きつける。 ある人が、地方官の四、五年の任期が…

九月二十日のころ 現代語訳

九月二十日のころ 九月二十日のころ、(私は)ある人にお誘いいただいて、夜が明けるまで月見をしてまわることがございましたが、 (そのとき、その方が途中で)お思い出しになった所があって、(従者に)取り次ぎを請わせて(その家へ)お入りになった。 (…

黄鶴楼に登る 現代語訳

鸛鵲楼に登る 白く輝く太陽が山によりかかるように尽きていき、 黄河は海に向かってとうとうと流れていく。 (私は)千里の遠くまで見極めようとして、 さらにもう一層上にのぼっていった。

まず隗より始めよ 現代語訳

まず隗から始めよ 燕の人々は太子の平を立てて君主とした。これを昭王といった。 (昭王は)戦死者を弔い、生存者を見舞い、(人心の掌握に努め、)へりくだった言葉遣いをし、多くの礼物を用意して、賢者をしょうへい招聘しようとした。 (しかしその効果な…

春望 現代語訳

春のながめ 国都長安は破壊されてしまったが、山河は以前と変わらずに存在している。 町には春が来て、草木は昨春までと同じように深々と生い茂っている。 このような時勢に心を痛め、咲く花を見ても涙がこぼれ、 家族との別れを悲しみ、鳥のさえずりにも私…

元二の安西に使いするのを送る 現代語訳

元二が安西へ使者として行くのを見送る 渭城に朝方降った雨が、細かな土ぼこりをしっとりとぬらし、 旅館のそばに生えている柳の色は青々と、(雨に洗われて)ひときわ鮮やかであ る。 さあ君、もう一杯この酒を飲み尽くしたまえ、 西のほう、陽関を出たなら…

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に行くを送る 現代語訳

黄鶴楼で孟浩然が広陵に行くのを見送る わが友は、この西の地にある黄鶴楼で別れを告げ、 春がすみに花咲きほこる三月、揚州へと下って行かれる。 (友の乗る)ただ一そうの遠ざかってゆく帆掛け舟の姿が、青空の中に消えて、 あとには、ただ長江が天の果て…

八月十五日夜、宮中に独り直し、月に対して元九を思う 現代語訳

八月十五日の夜、宮中(御所)で独り宿直し、月を眺めながら元九のことを思う 銀台のあたり、宮城一帯は、ひっそりとして夜は更けてゆく。 私は独り宿直して、あなたのことを思いつつ、殱林院にいる。 十五夜の、昇ったばかりの月の光(それを仰ぎ見ていると…

月夜 現代語訳

月夜 今宵、圦州の空を照らしているであろうこの美しい月を、 妻は部屋の中から、じっと独りで眺めていることであろう。 小さい子供たちは、長安にいる父がどんな身の上であるかを、 まだ思い知ることはできまいと、はるかにいとしく思われてならない。 かぐ…

江雪 現代語訳

江雪 あらゆる山から鳥の飛ぶ姿が絶えて、 あらゆる道から人の歩く跡が消える。 ひとつの舟には蓑笠を着た老いた漁師がひとり、 雪に閉ざされ寒々とした川で釣り糸を垂れている。

創業守成 現代語訳

新たに国家の事業を始めることと完成された事業を維持してゆくこと 太宗があるとき、側近の臣下に 「新たに国家の事業を始めること(「創業」)と完成された事業を維持してゆくこと(「守成」)とはどちらが難しいだろうか。」と尋ねた。 房玄齢は「世の中が…

韓非子 官を侵すの害 現代語訳

昔、韓の昭侯が、酒に酔って寝てしまった。 典冠が王様の寒そうな様子を見て、そこで着物を王様の体にかけた。( 昭侯は)目が覚めてたいへん喜び、側近の者に問うて言うには、「いったい誰が着物をかけてくれたのか。」と。側近の者が答えて言った、「典冠…

長恨歌 現代語訳

長恨歌 漢の皇帝は女を大いに好まれて国を傾けるほどの美女を得たいものだと思われた。 世を治めて多くの年月を経て求められたけれど得ることはできないでいた。 そのころ、楊氏の家に娘がいた。ようやく大人になったばかりで、 奥の部屋で大切に養われてい…

項羽と劉邦 項王の最期 現代語訳

項王の最期 そこで項王は東方へ行き烏江を渡ろうとした。 (烏江の岸に着くと)烏江の宿場の長が、船を出す用意をして待っていた。 項王に向かって言うには、 「江東の地は狭いとはいえ、千里四方もあり、人は数十万人もいて、また王となるのに十分なところ…

項羽と劉邦 四面楚歌・時運は不利である 現代語訳

時運は不利である 項王の軍は垓下の城の中に立てこもった。 軍勢は少なく、食糧はなくなった。 漢軍及び諸侯の兵は、幾重にもこれを包囲した。 夜、漢軍が四方で楚の地方の歌を歌っているのを聞き、項王がそこで大いに驚いて言った、 「漢は皆、もう楚の地を…

項羽と劉邦 沛公、虎口を脱す 現代語訳

沛公、虎口を脱す 沛公は(会談の場を)出てしまった。 (沛公が帰ってこないので)項王は都尉の陳平に沛公を呼びに行かせた。 沛公は(樊匍に)言った、「いま、出てくるときに、別れのあいさつをしてこなかった。どうすればよかろう。」と。 樊匍が言った…

項羽と劉邦 樊匍、頭髪 上指す 現代語訳

樊匍、頭髪 上指す そこで張良は陣営の門まで行き、(そこに待っていた)樊匍に会った。 (張良の言を待たずに)樊匍が、「今日の会談の様子はどうですか。」と尋ねた。 張良は、「緊急事態だ。今、項荘が剣を抜いて舞っている。項荘の意は常に沛公を殺すこ…

項羽と劉邦 剣の舞 現代語訳

剣の舞 沛公は明朝早く百騎ばかりの兵を連れて、項王にお目にかかろうとやって来た。 鴻門に到着し、わびて言うには、「私は将軍と力を合わせて秦を攻めてきました。 将軍は河北の地で戦い、私は河南の地で戦いました。 しかしながら、私のほうが将軍より先…

項羽と劉邦 項羽、大いに怒る 現代語訳

項羽、大いに怒る 楚軍は道すがら秦の地を攻め下して、函谷関に到着した。 ところが軍兵が関所を守っていて、(関中の地に)入ることができなかった。 さらにまた、沛公がすでに咸陽を攻め破ったと聞いて、項羽は大いに怒り、当陽君らに関所を攻撃させた。 …

新古今和歌集(抄) 現代語訳

新古今和歌集 守覚法親王が五十首歌をよませましたときに(よみました歌)藤原定家 春の夜の・・・春の夜のはかなく艶なる夢が途切れて目が覚めてみると、今しも横にたなびく雲が峰から離れて、夜が明けてゆく東の空だよ。 (巻一 春歌上) 秋の歌として(よ…

古今和歌集(抄) 仮名序あり 現代語訳

古今和歌集 仮名序 紀貫之 和歌は、人の心をもとにして、(それが)さまざまな言葉となったものであった。 この世の中に生きている人は、(さまざま)直面する事柄やするべき行為が多いものであるから、 (その中で)心に思うことを、見るもの聞くものに託し…

万葉集(抄) 現代語訳

万葉集 (天智)天皇が、蒲生野でみ狩りをするときに、額田王が作る歌 額田王 あかねさす・・・(あかね色が映える)紫草の生えている標野をあちらに行きこちらに行きなさって――野の番人が見ないでしょうか、あなたが袖を振るのを。 (巻一) 皇太子が答える…

堤中納言物語 このついで 現代語訳

堤中納言物語 このついで 春特有のものと言って(中宮が)長雨をぼんやりと眺めていらっしゃる昼のころ、台盤所にいる女房たちが、「宰相中将が参上なさったようだわ。いつもの(衣にたきしめた薫き物の)お香りがたいそうはっきりと(薫ってきます)。」な…

大鏡 道長と伊周―弓争ひ― 現代語訳

大鏡 道長と伊周―弓争ひ― 帥殿〔藤原伊周〕が、(父道隆公の二条邸の)南の院で、人々を集めて弓の競技会をなさいましたときに、この殿〔藤原道長〕がおいでになりましたので、思いもかけず妙なことだと、中の関白殿〔道隆〕は驚きなさって、ひどく機嫌をと…

大鏡 雲林院の菩提講 現代語訳

大鏡 雲林院の菩提講 先ごろ、(私が)雲林院の菩提講に参詣しましたところ、通常の老人に比べて格別に年をとり、異様な感じのするろうおう老翁二人と、老女一人とが偶然に出会って、同じ場所に座り合わせたようです。しみじみと、同じような様子をした老人…

狐、虎の威を借る

虎の威を借る 虎百獣を求めて之を食らふ。狐を得たり。狐曰はく、 「子敢へて我を食らふこと無かれ。天帝我をして百獣に長たらしむ。今、子我を食らはば、是れ天帝の命に逆らふなり。子我を以て信ならずと為さば、吾子の為に先行せん。子我が後に随ひて観よ…

春望

春 望 杜 甫 国 破れて 山河在り 城 春にして 草木 深し 時に感じては 花にも涙を濺ぎ 別れを恨みては 鳥にも心を驚かす 烽火 三月に連なり 家書 万金に抵たる 白頭 掻けば更に短く 渾て 簪に勝へざらんと欲す (唐詩三百首) 【現代語訳】 春のながめ 国都…

元二の安西に使ひするを送る 現代語訳

元二の安西に使ひするを送る 王 維 渭城の朝雨 軽塵を潤す 客舎青青 柳色新たなり 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 西のかた陽関を出でなば 故人無からん (三体詩) 【現代語訳】 元二が公務のため安西に出かけるのを送って 渭城の朝の雨は軽い塵をもしっとり…

奥の細道 立石寺 現代語訳

奥の細道 立石寺 山形藩の領内に立石寺という山寺がある。慈覚大師がお開きになった寺であって、格別に清らかでもの静かな所である。「一度見ておくがよい」と、人々が勧めるので、尾花沢から(予定とは逆方向に)引き返し(行ってみると)、その間七里ほど…

奥の細道 平泉 現代語訳

奥の細道 平泉 藤原氏三代の栄華も一瞬の間の夢のように消えて、(かつての平泉館の)大門の跡は一里も手前にある。秀衡の居館跡は田野になって、金鶏山だけが(昔のままの)姿を残している。まず高館に登ると、(眼下の)北上川は南部領から流れ来る大河で…

奥の細道 旅立ち 現代語訳

奥の細道 旅立ち 月日は永遠の旅人であって、来ては去り去っては来る年もまた(同じく)旅人である。舟の上で一生を過ごし、馬のくつわを取って老年を迎える(船頭や馬子のような)者達は、毎日(の生活)が旅であって、旅(そのもの)を(自分の)住み家と…

伊勢物語 筒井筒 現代語訳

伊勢物語 筒井筒 昔、田舎で生計をたてていた人の子どもたちが、井戸のあたりに出て遊んでいたが、大人になったので、男も女も互いに(相手を意識して)恥じらい合っていたが、男は「この女をぜひとも妻にしたい。」と思う。女は「この男を(夫にしたい)。…

伊勢物語 芥川 現代語訳

伊勢物語 芥川 昔、男がいた。とても妻にできそうになかった女性を、長年求婚しつづけてきたが、やっとのことで盗み出して、たいそう暗い時分に逃げて来た。芥川という川のほとりを連れて行ったところ、(女は)草の上に置いていた露を、 「あれは何ですか。…

百人一首(抄)

春過ぎて…(持統天皇) 春が過ぎてすでに夏がやって来てしまっているらしい。真っ白な衣を干してあるという天の香具山に。 あしひきの…(柿本人麻呂) 山鳥の尾の、その垂れ下がった尾が長いように、秋の長い夜を一人で寝ることになるのだろうか。 田子の浦…

去来抄 発句論 現代語訳

去来抄 発句論 先生がおっしゃるには、「発句は十七字の最初からすらすらとよみ下して来るのを一級品とする。」と。洒堂が言うには、「先生は、『発句は、おまえのように、(性質の違う素材を)二つも三つも取り合わせて作るものではない。黄金を打ち延べた…

去来抄 下京や 現代語訳

去来抄 下京や 下京や・・・(京の下町、下京では、しばらく前から降り積もった雪が、家々町々を白く覆っている。そこに今夜は気温も上がり、雨がやわらかに降っていて、)雪の上の夜の雨という風情が、下京の雰囲気に何ともぴったりに感じられることだ。 こ…

去来抄 行く春を 現代語訳

去来抄 行く春を 行く春を・・・(古来多くの人々がこの琵琶湖で春の過ぎ去るのを惜し んできたのだが、私もこの湖にいておぼろに霞む景色を眺めては、)春の去るのを、近江の親しい人々と惜しんだことだよ。 先生がおっしゃるには、「尚白の批判に、『この…

玉勝間 兼好法師が詞のあげつらひ 現代語訳

玉勝間 兼好法師が詞のあげつらひ 兼好法師の『徒然草』に、「桜の花は満開に咲いているさまだけを、月は曇りなく照りわたっているさまだけを観賞するものか、いや、そうではない。」とか言っているのは、どんなものだろうか。昔の歌々には、桜の花は満開な…

玉勝間 師の説になづまざること 現代語訳

玉勝間 師の説になづまざること 私が古典を解釈するときに、先生の説と違っていることが多く、先生の説がよくないところもあるのを、はっきりと違いを見分けて言うことも多いのを、全くあってはならないことと思う人が多いようだが、これはとりもなおさず私…

大鏡 道長と隆家 現代語訳

大鏡 道長と隆家 入道殿〔藤原道長〕の土御門殿でご遊宴があったときに、「こういう催しに、権中納言〔藤原隆家〕がいないのは、やはりもの足りないことだ。」とおっしゃって、わざわざご案内を申し上げなさいましたが、その間、杯の数も重なって、人々は酔…

大鏡 三舟の才 現代語訳

大鏡 三舟の才 ある年、入道殿〔藤原道長〕が、大井川で舟遊びをなさったときに、漢詩文の舟・音楽の舟・和歌の舟と三つにお分けになって、それぞれの専門の道にすぐれている人々をお乗せになったが、(そこに)この大納言殿〔藤原公任〕が参上なさったので…

大鏡 時平と道真 現代語訳

大鏡 時平と道真 あきれるばかりの悪事を天皇に奏上しこれを実行なさった罪の報いで、この大臣〔藤原時平〕のご子孫は繁栄なさらないのです。そうはいうものの、(時平公は)政治的手腕などは、すぐれていらっしゃいましたのにねえ。 延喜の帝〔醍醐天皇〕が…

俊頼髄脳 沓冠折句の歌 現代語訳

俊頼髄脳 沓冠折句の歌 沓冠折句の歌といったよみかたがある。十文字ある事物の名前を、(歌の五)句の上と下に(それぞれ一字ずつ)置いてよんだ歌である。 「合わせ薫き物少し(ください)。」といった内容を(各句の上下に)置いてよんだ歌、 哮坂も・・…